呼気に含まれていた直径5マイクロメートルより大きい飛沫を調べたところ、マスク非着用の10人中3人からはウイルスが検出された。一方、着用した11人は全員、マスクの外に出た飛沫から検出されなかった。飛沫よりも小さく空気中を漂う「エアロゾル」(直径5マイクロメートル以下)についても、非着用の10人中4人からは検出されたが、着用者からは検出されなかった。
世界保健機関(WHO)は、マスクは非感染者にとって感染を予防できる根拠はないものの、感染者や感染疑いのある人が着用することで他人にうつさない効果が期待できるとしている。【岩崎歩】
山中教授は「ジョギングエチケット」として、「新型コロナウイルスは感染しても多くの人は無症状です。発症する場合も、潜伏期にすでに感染力があると考えられています」と説明し「ジョギングするぐらい元気でも、実は感染しているかもしれません。走って大きな息をするときは、咳やくしゃみと同じ様に周囲への配慮が望まれます」と訴え。